基礎科目・専門基礎科目

現代は、狩猟社会から、農耕、工業、情報の社会を経た超スマート社会、すなわち「Society 5.0」に向けた過渡期にあり、地球規模の視野で考えなければならない課題が山積しています。このような状況で解決の糸口を見つけるためには、自分の専門に精通するだけでなく、俯瞰的・複眼的な視点を身につけることが必要です。筑波大学の教育課程は、各学群・学類の専門に関わる学芸を教授するとともに、幅広く深い教養および総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養できるよう、体系的に授業科目が編成されています。授業科目は下記の通り専門科目、専門基礎科目、基礎科目から構成され、基礎科目、専門基礎科目は主に1-2年次に履修します。本学の特徴を最大限に活かし、総合大学ならではの魅力的な科目が多数開講されており、自身の興味関心にあわせて幅広い分野から選択して学ぶことができます。

 

 

授業科目 内容

専門科目

各学群・学類の専門分野について学ぶ科目です。

専門基礎科目

専門科目の履修のための基礎となる科目です。医学類では基盤となる確かな知識をもとにグローバルにも活躍できる能力の修得を目指し、物理学、化学、生物学などの科目や「Clinical Communication in English」など医学英語を学ぶ科目などで構成されています。
基礎科目

共通科目

総合科目

大学という学修環境で自律的にキャリア形成をスタートできるよう、全ての学群、学類に開設されている科目で、「フレッシュマンセミナー」、「学問への誘(いざな)い」から構成されます。フレッシュマンセミナーは1年次春学期に設置されており、学習面、生活面の両面からスムーズに大学生活に適応できるように組まれています。詳細はこちらをご覧ください。「学問への誘い」は、筑波大学における学士課程教育への導入を目的とした科目で、大学における学問分野の成り立ちや広がり、他の学問との関係性について学び、自身が専攻する学問分野の意義や位置づけについて理解できるよう組まれています。

その他の共通科目

全ての学群、学類に共通して必要な分野として、体育・外国語・情報・国語などの科目が開設されており、医学類でも必修となっています。これらの科目の履修は、健康の維持とともに、自らの持つ見方や考え方を表明できる力を涵養します。総合大学としての特徴を活かし、専門の教員から指導を受けることが可能となっており、どの分野の専門領域にとっても基礎となる知識、技能、態度が高いレベルで養われるよう編成されています。

関連科目

各学群・学類の専門分野に関連して学ぶ科目です。心理学、基礎医学研究など医学に関連した科目だけでなく、理工学群、情報学群、生命環境学群や、人文・文化学群、社会・国際学群など医学群以外の学群が開設する科目から幅広い分野の科目を選択することが求められており、理系、文系で閉じない広い視座から俯瞰的・複眼的に捉える力が養われるように編成されています。