在校生・卒業生の声

北川 侑樹さん 2年生

 受験生のみなさん、こんにちは。医学類2年の北川侑樹です。まだまだ医学を習いたてではありますが、私は筑波大学医学類で学べていることに誇りと喜びを感じています。1年ちょっと前までみなさん側にいた私が、今、思うことを少しだけお伝えします。

 まず、筑波大学は緑豊かな広いキャンパスの中に20を超える学類が存在し、またいろいろな国からの留学生の方も多くいます。私も、機会があるときには他学類や留学生の方と会話をしますが、専門とする学問や出身地の異なる人とのコミュニケーションは、思っている以上に新たな発見がたくさんあるので驚きます。さらに、授業やサークルも種類が多く、十人十色の大学生活を送ることができるので、自分でも気づかなかった、新たな自分にも出会えます。学生時代にこのような経験ができることは、とても重要で価値のあることです。私自身、筑波大学で初めて経験できたことがいくつもあり、大きく成長できました。ちなみに、筑波大学は本当に緑が多く、広いので天気のいい日にキャンパス内を自転車で走るのも楽しく、飽きることのない大学生活を送れます。

 次に、筑波大学医学類では入学してからすぐ、附属病院でのふれあい実習をはじめ、模擬患者さんへの問診体験や介護・福祉施設での職員の方のお手伝いなどの充実した早期体験学習が始まります。みなさんは医学類に入りたてでの体験学習にはどのような意味があると思いますか。例えば、医学生になったという実感を持つことができ、モチベーションが高まります。様々な体験を通して、個々の医師像をより具体的なものにもできるでしょう。しかし、私はこれらの理由以上に、医学にあまり触れていない状態での学習ということに大きな意味があると思います。医師としての視点に近づく前に医療や介護の場を見ることで、将来、患者さんやその家族を真に思いやることのできる、心豊かな医療者になれるはずです。私も、みなさんも今、胸に抱いている理想の医師の姿があると思います。そして、筑波大学では、その初心を大事にした上で医学を学べます。

 他にも書ききれないほどの魅力が筑波大学にはあります。つくばの地で、みなさんにも学業に、サークルに、それぞれの目標に打ち込んで、その魅力を探してほしいです。遠くに筑波山を眺めながら、私が感じている誇りと喜びをみなさんと共有できたらうれしいです。

 

 

黒田 英里さん 4年生

 受験生の皆さん、こんにちは。医学類4年の黒田英里と申します。

 私は大学に入学してからの3年間で、ワクワクと充実感に満たされた体験をたくさんしてきました。大学に入って初めて学ぶ医学的知識、研究室への参加、短期留学、インカレサークル・勉強会への参加、バイト、人生初の1人暮らし…。高校生のときには想像もできなかったような広い世界に戸惑いながらも、大学の同期や先輩・後輩とともに切磋琢磨し支えあいながら自分のペースで一歩ずつ進むことができました。今回はこの場をお借りして、いままでの大学生活を通して感じてきた筑波大学の魅力を2つだけご紹介したいと思います。

 1つ目は学生の自主性を尊重し、たくさんのチャンスを提供してくれるところです。筑波大学では座学や実験に加え、地域医療や健康教育の現場を見学したり他大学の学生とチーム医療についてディスカッションする実習があります。放課後には自分の興味のある研究室に参加し、最先端の医学を学んだり手技を身につけることができます。空きコマをつかって自分の興味のある分野の授業を受けたり語学力をのばすことができるのも総合大学ならではの良いところです。医療の様々な側面・関わり方を実際に自分の目で確かめ、医師としての自分の人生を想像した経験が今の自分の活動の原動力になっています。

 2つ目は都心に近い豊かな環境に大学があることです。皆さんもご存知の通り、つくばエクスプレスを使えば東京から45分でつくば駅に着けます。私は3年生の春学期まで都内の実家から通学していました。都内にもアクセスしやすい立地であることは、学生生活の行動の幅を大いに広げてくれると思います。また、つくば市は1人暮らし初心者にも優しい環境です。つくば市には大きなショッピングモールやスーパーなどが充実していて、新生活をすぐに始めることができました。スポーツ施設も充実しているため、部活やサークルが盛んなことも特徴の1つです。何か新しいことを始めたいと思ったときにすぐに始められる環境が既に整っている大学であるとも言えます。

 医師を目指す上で勉学に励むことはもちろん大切ですが、大学生の今しかできないことに取り組むことも自分の視野を広げてくれる大事な時間だと思います。筑波の環境なら皆さんの「やりたい!」という気持ちをサポートしてくれることでしょう。そんな筑波大学へ、みなさんのご入学を心よりお待ちしております。

 

 

安藤 高志さん 6年生

 私は別の大学を卒業して仕事をして、その時に医師になろうと考えて社会人から学士編入した人間です。俗に「卒業して医師免許さえとれれば、どの大学に行っても同じだ」と考えている方は多いと思いますが、そういう意味では実は自分もその一人です。

 人生楽しいことばかりではないですから、筑波大学にも他のあらゆる大学と同じように、つまらない授業、理不尽などがいっぱいあります。ですから一番大事なのは、漫画の「ハイキュー!!」のパクリみたいな言い方になりますが、「この大学に入ってよかった」と感じられる瞬間又は体験があるかどうかだと思います。

 筑波大学での生活を振り返ってみると、自分にとってのそういう体験の一つは、ベトナムのチョーライ病院での実習でした。同級生5人と共に大学の「海外武者修行」という名前のプログラムに応募し、企画が採択されたので、交通費等の補助を大学から受けて、筑波大学病院の先生と共に夏休みにベトナムを訪問しました(筑波大学病院にはチョーライ病院と交流を持っている先生がたくさんおられます)。チョーライ病院はベトナム南部の拠点病院として小病院からの患者の受け入れ、三次救急などを行っている中核病院です。メンバー6人を2人ずつの3グループに分かれ消化器外科、心臓外科、脳外科を日毎にローテーションしました。病院は行き来するのが困難なほど混雑しており、患者であるのか、その家族であるのか、または全然関係のない部外者(売り子など)であるのかもわかりませんでした。病室では一つのベッドの上に3人で重ならないように上手に横になっており、その人の傍らで薄い布を敷き寝ている人がみられました。医療者の数に比較して救急搬送されてくる患者の数が圧倒的に多く救急救命室はベッドで埋め尽くされ奥のエリアにすらいけません。まさに野戦病院です。この病院実習は私の見聞を深めてくれたと共に、「経済的な不条理を抱えた状態で、一様に医療レベルの最高峰をめざす発想が妥当なのか」ということを考えさせてくれました。このような経験ができたからこそ私は「この大学に入ってよかった」と言えます。無論、必須の授業ではないですから大学に入れば自動的に体験できることではないです。自分から積極的に動かないといけません。でも、ビジョンを持って行動すれば筑波大学で、「この大学に入ってよかった」と思える様なチャンスにきっと巡り合えるはずです。

 

 

小松 義希さん 平成23年度卒

筑波大学附属病院消化器内科 後期研修医

 

 受験生の皆さん、こんにちは。筑波大学附属病院に消化器内科医として勤務している小松義希と申します。2012年に筑波大学を卒業し、当院で2年間の臨床研修プログラムを修めた後に消化器内科の道へ進みました。つくばで生まれ、小学校から高校まで東京で育ってきた私ですが、大学入学とともにつくばへ帰ってきて、かれこれ人生の半分以上をこの地で過ごしています。

 つくばで暮らしてきて感じた印象としてはとてもバランスがよく住みやすい町だなといったところです。自然が多く、車で30分も行けば筑波山や温泉や田園風景があり、都心に出ようと思えばつくばエクスプレスやバスで1時間もかからず便利です。

 つくば駅付近はロボット専用道路があるくらいの未来都市でロボットがたまに走っています。近年は大規模な商業施設も出来てきており、オシャレなカフェやレストランも充実しています。ラーメンやパンも有名で全国的な人気店もあります。私も大学時代には友人とラーメン屋めぐりをしたりしました。同級生には色々な人がいました。6年間部活に打ち込む人、留学する人、研究室で勉強する人、病院実習で医療過疎地域へ出向く人もいます。今も一緒の病院で働くこともありますが、皆活き活きと仕事をしています。

 私が大学卒業後につくばに残った理由として、当院の臨床研修プログラムが魅力的だったことが大きかったと思います。稀な病気や治療の難しい病気、風邪などありふれた病気、色々な患者さんがいますが、実際のところ一つの病院でバランスよく診るのはなかなか難しいと思います。当院では、大学病院と地域の中核病院、街中の一般病院の中から複数の病院を選択することでオリジナルのプログラムを作ることが出来ます。

 皆さんはどのような大学生活を送り、どのような医師になりたいかビジョンはありますか。皆さんが目指す医師像に近づける生活がつくばにあると思います。

 

 

山縣 邦弘さん 昭和59年度卒

筑波大学大学院 人間総合科学研究科 病態制御医学専攻 腎臓病態分野教授

 

 筑波大学医学群医学類を目指す皆さんへ。私は1984年に筑波大学を卒業した山縣邦弘と申します。現在母校の腎臓内科部門の教授として筑波大学で働いております。私が5回生として筑波大学に入学し、早いもので、もう30年以上の月日がたちました。筑波大学を卒業後は筑波大学附属病院で研修を行い、後期研修終了までさらに6年間をつくばで過ごし、その後茨城県内の一般病院での勤務を経て母校の教員を約10年前から務めております。私の学生時代は陸の孤島といわれた筑波大学ですが、今では東京の中心からつくばまで45分でついてしまう通学圏内となっており、本当に隔世の感があります。

 筑波大学は、総合大学の特性から、基礎科学の部門が非常に充実しており、医学はもとより、生物、生命科学の最先端の研究が行われていること、さらには、医学部門と同時に体育科学部門もあり、スポーツ医学、運動療法などの研究も盛んに行われております。さらに研究学園都市といわれるように、多くの研究機関が集積しており、世界最先端の科学研究の成果を上げている研究者が至るところにおられ、研究や学問を行うには最適な環境にあります。さらに最近では、筑波大学自身が海外の大学とも積極的に交流協定を結んでおり、アジアはもとより、ヨーロッパ等世界各地の大学の学生、教員の交流を積極的に行っております。医学生として在学中も、このような海外の大学への留学のチャンスも数多くあります。

 車でつくばの中心から5分も行けば、長閑な田園風景が拡がります。そこへ東京まで行ける鉄道は早朝から深夜まで往復しており、勉強や研究だけでなく余暇の過ごし方もほぼ完璧に充実している状況になりました。つくば駅からその気になれば歩車分離のペデストリアンを多くの緑に囲まれながら池や公園を横目に見て、徒歩で大学構内までたどりつくことができます。まずは一度つくばまで足を運んでみて下さい。多くの皆さんが筑波大学へと進路を選択されることをお勧めすると同時に、充実した学生生活が送れることを請け負います。