クリニカルクラークシップ

4年次8,9月のCBT(Computer-Based Testing:知識を問う試験)とOSCE(Objective Structured Clinical Examination:態度・手技を問う試験)に合格することでStudent doctorの称号が与えられ、クリニカルクラークシップ(CC)が可能となります。筑波大学のCCは4年次10月~6年次6月に実施され、合計78週は国内でもトップクラスの長さです。

 

<ローテーションの1例>

 

 

Phase I 4年次10月~5年次9月

主に附属病院で内科や外科、産婦人科、小児科、精神科といった基本となる診療科を4週間ローテートします。4週にすることで初期研修医に準じた環境で真の参加型臨床実習を実践しています。

 

Phase II 5年次10月~6年次5月

総合診療科や診療所などの地域実習、興味のある診療科を選択する選択CCが含まれています。

 

地域CC

地域医療について学ぶことを目的として、県内の市中病院(地域医療教育センター・ステーションおよびその他の関連病院)において4週間の臨床実習を行います。大学病院とは疾患構造の異なるセッティングで、common diseaseを中心とした豊富な症例を幅広く経験することができます。地域医療教育センター・ステーションは、市中病院に大学病院の教育機能を展開することをコンセプトとして筑波大学が設置しているもので、大学教員が市中病院に常駐して教育・診療に当たるのが大きな特長です。詳細についてはこちらをご覧ください。

 

実習を実施している病院は以下の通りです。

病院名 所在地
茨城県西部メディカルセンター* 筑西市
茨城県立中央病院* 笠間市
茨城西南医療センター病院* 猿島郡境町
きぬ医師会病院 常総市
国立病院機構 霞ヶ浦医療センター* 土浦市
国立病院機構 水戸医療センター 東茨城郡茨城町
総合守谷第一病院 守谷市
筑波学園病院 つくば市
筑波記念病院 つくば市
つくばセントラル病院 牛久市
取手北相馬保健医療センター医師会病院* 取手市
日立製作所 ひたちなか総合病院* ひたちなか市
日立製作所 日立総合病院* 日立市
水戸協同病院* 水戸市

 

地域医療教育センター・ステーションに指定されている施設

 

 

 

CC発表会

最後にCCで学んだ科の中から学会発表に準じて症例報告や臨床研究を発表するCC発表会があります。

 

<CC発表会の様子>