地域住民が健康で豊かな生活をするには、医療というセーフティネットだけでなく、健康を維持し続けることが必要です。そのためには、健康教育に関する高いモチベーションと、専門的な知識があり地域に密着して健康教育活動を継続的に実践できる人材が求められています。本プログラムでは、医学生自ら地域の現場で、健康教育を実践するのが大きな特徴で、地域の特性を生かした効果的で実践的な健康教育ができる人材を育成することを目的としています。本プログラムは、集中講義と地域実習から構成されます。
<集中講義>
地域で実際に健康教育を実践されている医師や管理栄養士(以下「地域コーディネータ」)の特別講義を全テーマ受講後、各自が希望するテーマに分かれ、1週間の集中講義やフィールドワークの中で健康教室の企画を行います。
<地域実習>
自分たちが企画した内容を、3人~5人の小グループに分かれ、それぞれの地域において実践します。
例)日立市の小学校で、喫煙予防教室(タバコと広告について)を開催
取手市の保健センターにおける健康まつりにおいて、住民の健康相談を実施
筑波大学の学生に適切なアルコールとのつきあい方の講義を開催