社会医学は健康の社会的側面に着目した医学の学問領域です。社会医学実習では、保健所や地域の公衆衛生活動に触れ、その実際を学ぶとともに、公衆衛生行政における医師の役割を理解します。また、社会医学領域で用いる測定技術を、実験や演習を通して身につけます。
医学教育モデルコアカリキュラムのうち、社会医学実習に関連する項目はミクロからマクロまで、生から死まで多岐にわたっています。
A：医師として求められる基本的な資質・能力
A-2 医学知識と問題対応能力
(1) 課題探求・解決能力
(2) 学修の在り方
B：社会と医学・医療
B-1 集団に対する医療
(1) 統計の基礎
(2) 統計手法の適用
(3) 根拠に基づいた医療<EBM>
(4) 疫学と予防医学
(5) 生活習慣病とリスク
(6) 社会・環境と健康
(7) 地域医療・地域保健
(8) 保健・医療・福祉・介護の制度
(9) 国際保健
B-2 法医学と関連法規
(1) 法と死
(2) 診療情報と諸証明書
B-3 医学研究と倫理
(1) 倫理規範と実践倫理
B-4 医療に関連のある社会科学領域
(1) 医師に求められる社会性
E 全身に及ぶ生理的変化、病態、診断、治療
E-5 物理・化学的因子による疾患
E-7 成長と発達
E-8 加齢と老化
E-9 人の死
