クリニカルクラークシップ

筑波大学の臨床実習は4年次9月~ 6年次6月に実施され、合計78週は国内の医学部では最長である。内容から主に下記の4つで構成されている。

  1. ユニットCC(8週×7ユニット)
  2. 選択CC(4週×2診療科)

 

ユニットCC

ユニットCCでは関連のある4~5の診療科を1ユニットとし、合計7つのユニットで全診療科をカバーしています。学生は8週間で一つのユニット内をローテートします。ユニット制にすることで長い実習期間が確保され、疾患の特性と実際の診断・治療の流れを理解し、チーム医療の一員として診療に参加できるなどのメリットがあります。ユニット内でのスケジュールはCCユニットデイレクターを中心に各ユニット内で決定することになっており、学生の希望にあった柔軟なアレンジがなされています。

 

ユニット

診療科

ユニット

診療科

I

膠原病・リウマチアレルギー内科

V

血液内科

呼吸器内科

循環器内科

呼吸器外科

心臓血管外科

整形外科

細菌学的診断

II

総合診療科

救急・集中治療

皮膚科

VI

消化器内科

形成外科

消化器外科

耳鼻咽喉科

病理診断

放射線腫瘍科

放射線診断

III

内分泌代謝内科

歯科口腔外科

神経内科

VII

小児内科

脳神経外科

小児外科

眼科

周産期科

精神科

麻酔科

IV

腎臓内科

 

泌尿器科

乳腺甲状腺外科

婦人科

 

 

選択CC

附属病院のユニットCCをある程度経験した後、診療科単位で長期間の実習を行うことにより、より深い専門性を身につけることを目的とした選択CCを行います。将来の進路として検討している診療科、より深く学びたい診療科など希望する診療科を2診療科選択して4週間+4週間の実習を行います。診療チームの一員としてじっくり長期間の実習に取り組むことで、初期研修医と見間違えるほどの力をつける学生もいるほど充実した実習となっています。

 

選択CC終了時、選択CCにおける経験(担当症例、出来事などの深く学んだことについて)の中から、担当教員の指導のもとで準備を進め、ポスタープレゼンテーションによる選択CC発表会を行います。選択CC発表会の目的は、選択CCでの学びの共有、将来のキャリアパスへの準備、学会発表の仕方を学ぶことです。どの学生のプレゼンテーションも活き活きとした学びにあふれ、ちょっとした学会のようなレベルの高い発表会になっています。臨床実習開始前と比較して別人のように凛々しい表情となった学生の姿に、大きな成長が感じられます。発表会終了後のアンケートでは、約8割の学生が興味のある分野の知識獲得、学会発表に準じたポスター作成など、意義を感じていると回答しています。

 

学生アンケート結果 選択CC発表会から学べること(平成23年度)

 

<選択CC発表会の様子>