医学の基礎

生命科学やヒトの構造と機能の基礎、ヒトの正常と病態について学びます。学習形式は「問題解決型テュートリアル」を中心としており、シナリオ(患者さんのストーリー)を用いて、ナビゲーター役の教員のアドバイスを受けながら、少人数グループでの討議・自己学習・レポート作成を行います。小グループ討論の前後には、学習の鍵となる講義・実習もなされます。

 

具体的には、1~2年次「先端医療から考える免疫入門」など基礎医学中心の9コース、2~3年次「消化系」「循環系」など臨床医学を中心とする17コース、3年次のおわりに社会医学を中心とする1コー ス、計27のコースから構成されています。これら全てが基礎・臨床・社会医学の分野が統合されて組まれていることが特徴です。

 

医学の基礎

 

 

医学の基礎(1)(基礎医学中心のコース)

その具体例

1年次 生理学コース

写真コース全体の目標として「生体機能のメカニズムを細胞レベル、システムレベル、個体レベルで理解する」ことをかかげています。本コースでは、実習のテーマに関するテュートリアルを行い、その後に行う実験の目的、結果、より深く理解し、結果や解釈をわかりやすく発表することを学ぶことをねらいとしています

 (実習テーマ:1)視覚と眼球運動、2)循環調節、3)脳の学習機能、4)運動の筋活動)。
実習前後に行われる講義では、自己学習の指針となり、実習内容の理解を促します。

 

生物実習-(1)
生物実習-(1)

生物実習-(2)
生物実習-(2)

 

シナリオ例

日常生活の中で道具や環境が変ったとき、最初は操作や動作に手間取りますが、いつのまにか慣れてしまいます。自分たちの経験から下記のような事例をあげて、どのように修正をしているのか考えてください。

例1) パソコンのキーボードを買い替えたらキーの配置が微妙に違っていたので、はじめのうちは文字入力に手間取った。

例2) 鏡を見ながら自分の髪の毛をはさみで切るとき、はじめのうちは戸惑った。

 

医学の基礎(2)(臨床医学中心のコース)

その具体例

3年次 腎泌尿器系コース

臨床系のコースにおいても疾患の各論のみにフォーカスするのではなく、学生に生体反応のメカニズムや病態生理について理解を深めて、講義テーマをたて、テュートリアル課題を通じてじっくり学べるように組まれているのが特徴です。3週間あるコースの中の1週間の時間割を例として紹介します。

 

専門外国語

専門外国語

講義:腎臓の薬理(基)

講義:健診、予防医学(社)

講義:高血圧発症のメカニズム(臨)

オリエンテーション、プレシナリオ提示

講義:体液調整(基)

講義:腎臓の病理(基)

講義:糸球体破壊のメカニズム(基)

講義:高血圧発症のメカニズム(基)

講義:腎臓の構造(基)

実習:腎機能検査
(基)(臨)

演習:腎臓病理(基)

講義:糸球体破壊のメカニズム(臨)

コアタイム2(テュートリアル)

講義:腎機能(基)

コアタイム予習

自習

講義:血液浄化の原理(臨)

自習

コアタイム1(テュートリアル)

自習

講義:血液浄化の原理(基)

点滴実習
点滴実習

縫合実習
縫合実習

頭頸部実習2
頭頸部実習

救急実習1
救急実習1

救急実習2
救急実習2

 

 

医学の基礎(3)(社会医学中心のコース)

その具体例

3年次 社会医学コース

本コースは、Ⅰ.保健医療福祉制度、Ⅱ.法医学、Ⅲ.医療と環境 より構成される3週間のコースです。医療人として活躍するために、日本の社会保障制度の根幹である保健・医療・福祉・介護制度の現状を理解し、これらの課題を医療提供者、支払い者、サービスを受ける側、行政側(国、地域を含む)等多面的な視点から、把握分析する能力を高めるとともに、そのための必要な基礎知識等を身につけることをねらいとしています。オリエンテーション、講義12コマとテュートリアル2コース(テーマ:医療保険制度、産業保険など)、発表会、総括から構成されます。