医学類は、1973年の開学当初より「筑波方式」と呼ばれる先進的な医学教育カリキュラムを全国に先駆けて導入し多くの実績を挙げてきました。しかし、近年の医学の進歩に伴って爆発的に知識量が増加しており、生涯にわたり最新の知識に基づいて最善の医療を提供できる医師の養成や自主的な学習態度を涵養する教育プログラムが不可欠となってきています。また、高齢化、生活習慣病の増加など社会的な変化を背景として、適切な医療サービスを提供するためには、医師には医療技術だけでなく、患者・家族の抱える健康問題を適切にとらえ、包括的に問題解決を図っていく力、すなわち全人的診療能力が求められるようになってきています。医学類では、こうした医療を取り巻く環境の変化にいち早く対応し、時代の要請に応えられる医療人を養成するために、2004年度に① PBL(Problem based learning:問題基盤型)テュートリアルを基盤とする臓器別統合カリキュラム ② クリニカルクラークシップ ③ 医療概論 を3本柱とするカリキュラムを導入しました。
この3本柱からなる医学類のカリキュラムをもとに、2016年度からは臨床実習(クリニカルクラークシップ)の変革、2018年度には筑波大学医学群・医学類の卒業時コンピテンシーの明示、2019年度は卒業時コンピテンシーに基づいたシラバス改定・評価の導入など、教員・学生がともに同じ目標を目指しながら、筑波大学の医学教育を刷新し続けています。
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