プログラムの背景
医療内容の高度化とともにわが国は世界でも有数の長寿国となりました。
WHOによると日本の医療は総合的に高い評価を与えられていますが、患者満足度は決して高いとは言えません。また、全国各地で医師不足が顕在化し、医療格差が大きな社会問題となっています。これらの問題に対し、社会からは早急な解決策が医学部教育にも求められています。筑波大学では以前から地域密着、臨床参加型の教育を行ってきました。本プログラムではこれをさらに発展させ、国際基準に対応できる臨床実習時間(78週間)を確保し、地域、ひいては世界で即戦力として活躍できる高い実践力を備えた医師を養成することを目指しています。
プログラムの目的
本プログラムでは以下の4つの目的を掲げています。
●臨床能力の向上:現場で戦力として働ける基礎能力を磨く
●本格的な診療参加:チームの一員として主体的に診療にコミットする
●教育能力開発:学生教育に関わるすべての医療職の教育能力を高める
●地域医療実習の充実:最適な教育の「場」で効果的に地域医療を学ぶ