卒業後の進路

取得資格

医学類の学生は、卒業時に学士(医学)の称号と医師国家試験の受験資格が得られ、通常2月に受験し、3月末に合格発表があり、4月から研修医として働きます。筑波大学医学類は例年医師国家試験の合格率が最も高い大学のひとつに入り、開学以来一貫して全国的に高く評価されています。2年間の卒後臨床研修は臨床医として働くために必修で、多くの場合、医師臨床研修マッチング協議会のマッチング制度を利用して研修病院を決めます。2年間の研修後は、そのまま臨床研修を続け、多くの場合、5年の臨床経験を資格取得の必要条件としている各種専門医の資格試験を目指すか、大学院に入って博士(医学)の学位取得を目指します。筑波大学の医学類の卒業生で筑波大学大学院人間総合科学研究科(以前は医学研究科)に進学し博士(医学)の学位を取る人はおよそ3割です。臨床医として働くのに学位は必ずしも必要ありませんが、大学病院で医師として働くとともに教育に携わったり、医師として働きながら研究も行う場合には、学位を取得するべきです。

 

 

臨床医

卒業生の多くは、本学附属病院をはじめ全国の研修病院で研修を受け、臨床医としての道を歩みます。平成16 年度から全国的に卒後臨床研究が必修化されましたが、本学附属病院では全国に先駆けて昭和63年から卒後臨床研修部(現、総合臨床教育センター、 http://www.s.hosp.tsukuba.ac.jp/sotsugo/)に専任教員を配置しています。ここでは、本学附属病院と指導体制や経験症例数などにおいて厳しい認定基準をクリアした茨城県内の院外研修施設での研修を組み合わせた先進的なプログラムのもとで研修医が質の高い研修を受けられるように整備しています。また、各学会の専門医制度も考慮したプログラムになっているため、レジデント修了後に試験を受けてそれぞれの領域の専門医になることができます。筑波大学附属病院では、平成18年度に次世代医療研究開発・教育統合センターが新設され、また、平成24年には新棟が完成予定で、各分野で世界の最先端の医療が実施できる診療・研究・教育の拠点としてさらなる発展を続けています。

初期研修先実績>>

 

研究者


基礎医学・臨床医学・社会医学それぞれの最先端の研究をめざす卒業生は、卒業直後あるいは臨床研修後に大学院に進学するのが一般的です。筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科( http://www.chs.tsukuba.ac.jp/)では、恵まれた環境で自ら研究を行うことにより、専門知識と高度の研究技術を習得することができます。

また、総合大学の特徴を活かし、神経科学やスポーツ医学などの広い範囲にわたる研究が可能です。医療はいまだ不完全であり、新たな医療技術の確立を究極の目的とした医学研究は、現在病める患者の診療にあたる臨床医学とともに医学の重要な一分野となっています。大学院での研究は、医学の進歩をリードする先進的なもので、国際的に高い評価を受けている研究がたくさんあります。博士課程を修了し論文審査に合格すると博士(医学)の学位を得ることができます。

 

行政官


妊婦検診(ユニセフ東京事務所代表 平林国彦氏(5 回生)を通じ、ユニセフインド事務所より提供)

医療・保健・福祉に携わる行政官として、厚生労働省や都道府県の保健福祉部などに進む卒業生が増えています。国内のみならずWHO などの国際行政官として活躍している卒業生や、国際医療協力の第一線で貢献している卒業生もいます。

 

 

 

 

教育者


母校での授業


筑波大学外科医による手術デモに見入るチョーライ病院レジデント

卒業生のうち、現在約160 名(医学類全教員の約半数)が母校の教員として在籍し、後進の指導に当たっています。医学群の独創的なカリキュラムで学んだ経験を活かし、優れた医師の養成のために大きな役割を果たしています。
また、筑波大学のみならず、国内外の大学の教員になっている卒業生も多く、高い評価を受けています。