効果的な地域医療教育には、充実した指導体制の下で、実際の地域医療の現場で学ぶことが必要不可欠です。
筑波大学では、大学の持つ教育機能を、地域医療教育に最適のフィールドに展開することをコンセプトとして、地域医療教育センター・ステーション制度を導入しています。これは地方自治体・企業・団体が寄附講座等で教員の人件費や教育費を負担し、大学が教員を採用して県内の医療機関に派遣して教育を行うシステムで、現在、県内すべての二次医療圏に設置され、60名を超える教員が現地で地域医療教育に当たっており、地域医療教育の先進的なモデルとして大きな成果を上げています。